「金魚を飼い始めたけど、水槽に砂利って敷いた方がいいのかな?」
金魚すくいなどで金魚を迎え入れた後、誰もが一度は迷うポイントですよね。
この記事では、金魚水槽に砂利を敷くメリット・デメリットから、選び方のポイント、掃除方法までご紹介します!
この記事を読めば、砂利の選び方から使い方までバッチリ。
あなたも快適な金魚水槽を作って、癒しのアクアリウムライフを満喫しましょう!
金魚水槽に砂利を敷くメリット・デメリットを徹底解説!
早速ですが、金魚水槽に砂利を敷くメリット・デメリットを見ていきましょう。
結論としては、砂利を敷くメリットの方が大きいと言えます。
ただ、いくつか注意点もあるので、メリット・デメリットを理解した上で判断するのがおすすめです。
金魚水槽に砂利は必要?
基本的には「YES」!
砂利を敷くことで、金魚にとっても飼い主にとっても嬉しいメリットがたくさんあります。
後ほど詳しく解説しますが、水質が安定しやすくなる、水槽内を美しくレイアウトできるなど、良いことづくめなんです。
敷くメリットとは?
金魚水槽に砂利を敷くメリットは以下の7つ。
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水槽内を華やかに演出!水槽の景観UP!
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砂利を敷くだけで、水槽の見た目がグッとおしゃれになります。
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色や大きさ、素材も様々な種類があるので、水槽の雰囲気に合わせて自由に選んでみましょう。
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自分だけのオリジナル水槽を作れるのも、砂利を使う醍醐味の1つです。
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バクテリアの住処となり、水質を安定化!
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砂利は、水槽内の水質を浄化するバクテリアにとって格好の住処になります。
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バクテリアは、金魚の糞や食べ残しを分解し、水をキレイに保つ働きをしてくれます。
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砂利を敷くことでバクテリアが繁殖しやすくなり、水槽内の生態系が安定。結果的に、金魚がより快適に過ごせる環境になるんです。
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水草を植えて、より自然に近い環境を再現
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水草を水槽にレイアウトしたい場合、砂利は必須アイテム。
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水草の根をしっかりと固定し、成長をサポートしてくれます。
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砂利があることで水草がより美しく映え、水槽内に自然の風景を作り出すことも可能です。
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金魚の自然な行動を促し、ストレス軽減!
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金魚は、砂利をつついて遊んだり、隠れたりする習性があります。
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砂利があることで、金魚は自然な行動を取ることができ、ストレス軽減にも繋がります。
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水槽内を自由に動き回る金魚の姿は、見ているだけで癒されますね。
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水槽の底の反射を抑え、金魚に安心感を
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何も敷かれていない水槽だと、底のガラスが反射して金魚が落ち着かないことがあります。
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砂利を敷くことで反射光を抑え、金魚に安心感を与えることができます。
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金魚の保護色機能を活かし、体色を鮮やかに
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金魚には、周囲の色に合わせて体色が変化する「保護色機能」が備わっています。
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濃い色の砂利を敷くと、金魚は自分の体色を濃くしようとします。
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結果として、より一層、金魚の美しい体色を引き出す効果が期待できます。
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砂利の種類によっては水質調整効果も!
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例えば「大磯砂」と呼ばれる砂利は、水質をアルカリ性に傾ける効果があります。
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金魚は弱アルカリ性の水を好むため、大磯砂は金魚飼育に適していると言えるでしょう。
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このように、砂利の種類によって水質を調整できるのもメリットです。
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注意すべきデメリット
金魚水槽に砂利を敷くデメリットは以下の4点。
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掃除の手間がかかる
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砂利の隙間には、糞や食べ残しが溜まりやすく、こまめな掃除が必要です。
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水槽の水換えと合わせて、砂利の掃除も定期的に行いましょう。
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病原菌や寄生虫の温床になる可能性も
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砂利の隙間に汚れが溜まったままになると、病原菌や寄生虫が繁殖する原因に。
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金魚の病気予防のためにも、砂利を清潔に保つことが大切です。
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金魚が誤って飲み込んでしまうリスク
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金魚が砂利を誤って飲み込んでしまう可能性もゼロではありません。
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特に小さな金魚を飼育している場合は、口に入らない大きさの砂利を選ぶなど注意が必要です。
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導入時のコストがかかる
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砂利は水槽の大きさや種類によって価格が異なりますが、水槽立ち上げ時には、ある程度の費用がかかります。
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しかし、一度購入すれば長く使えるので、初期費用と割り切って考えても良いでしょう。
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金魚水槽におすすめの砂利の選び方
金魚水槽に砂利を敷くメリット・デメリットを踏まえた上で、ここからは砂利選びのポイントを解説していきます。
いざ砂利を選ぼうと思っても、種類がたくさんあって迷ってしまいますよね。
粒の大きさ、素材、色の3つのポイントを参考にしながら、金魚にぴったりの砂利を見つけていきましょう!
粒の大きさを選ぼう
砂利の粒の大きさは、大きく分けて3種類。
金魚の体長や水槽のサイズに合わせて選ぶようにしましょう。
粒の大きさ | メリット | デメリット | おすすめの金魚 |
小粒(2mm~5mm) | 金魚が砂利を掘りやすく、自然な行動を促しやすい。バクテリアが繁殖しやすい。 | 汚れが溜まりやすく、掃除が大変。金魚が誤飲するリスクがある。 | 小型の金魚 |
中粒(5mm~10mm) | 掃除のしやすさと、バクテリアの繁殖のバランスが良い。 | 小粒に比べると、金魚が砂利を掘り起こしにくい。 | 中型~大型の金魚 |
大粒(10mm~) | 掃除がしやすい。金魚が誤飲するリスクが低い。 | バクテリアが繁殖しにくい。金魚が砂利を掘り起こせない。 | 大型金魚 |
素材で選ぶ
砂利の素材は、水質に影響を与えるため、金魚の種類に合ったものを選ぶことが重要です。
例えば大磯砂は、水質をアルカリ性に傾ける効果があります。
金魚は弱アルカリ性の水を好むため、大磯砂は金魚飼育に適していると言えるでしょう。
天然の川砂や小石は、水質に大きな影響を与えません。
中性の水質を好む金魚に適しています。
色で選ぶ:金魚の体色を引き立てる、濃いめの色がおすすめ!
金魚には保護色機能があるため、濃い色の砂利を敷くと、金魚は自分の体色を濃くしようとします。
結果として、金魚の体色がより鮮やかに見える効果が期待できます。
反対に、白や明るい色の砂利は、金魚の体色を薄く見せる可能性があるので注意が必要です。
掃除のしやすさも考慮して
砂利を選ぶ際には、掃除のしやすさも重要なポイントです。
小粒の砂利は汚れが詰まりやすく掃除が大変なので、初心者の方には、掃除が簡単な中粒以上の砂利がおすすめです。
金魚水槽の砂利はどのくらいの厚さがいい?
金魚水槽に砂利を敷く場合、その厚さも重要なポイントです。
厚さによって、金魚の行動や水槽内の環境が変わってくるため、適切な厚さを選ぶようにしましょう。
厚さ | メリット | デメリット | おすすめのケース |
薄め(1cm~2cm) | 掃除がしやすい。 | 金魚が砂利で十分に遊べない。水草が浮きやすい。バクテリアの繁殖スペースが少ない。 | デコレーション重視の場合。 |
中くらい(3cm~5cm) | 掃除のしやすさと、金魚の行動・バクテリア繁殖のバランスがとれている。 | 薄めと厚めの間をとった無難な厚さ。 | 特にこだわりがない場合は、この厚さがおすすめ。 |
厚め(5cm~) | 水草がしっかりと根付きやすい。バクテリアが繁殖しやすい。 | 掃除がしにくい。酸素不足や有害物質発生のリスクがある。 | 水草をたくさん植えたい場合。 |
金魚水槽の砂利掃除の仕方と頻度
せっかくキレイな砂利を敷いても、汚れが溜まったままでは逆効果。
金魚が快適に、そして元気に過ごすためにも、砂利掃除は欠かせません。
ここでは、金魚水槽の砂利掃除の仕方と頻度について解説していきます。
毎日~数日おき:食べ残しや糞を取り除く
スポイトや網などを使って、目に見える範囲の食べ残しや糞を取り除きましょう。
こまめに行うことで、水質悪化を予防できます。
週1回:砂利クリーナーを使って汚れを吸い出す
週に1度は、水槽の水換えと合わせて、砂利クリーナーを使って砂利の奥に溜まった汚れを吸い出しましょう。
砂利クリーナーは、水槽内の水を汚さずに砂利の汚れだけを吸い取ることができる便利なアイテムです。
半年~1年に1回:水槽全体を掃除し、砂利も洗う
半年に1回~1年に1回を目安に、水槽全体を掃除し、砂利も取り出して洗いましょう。
バケツに砂利を入れて、水洗いします。
この時、洗剤は使用せず、水でしっかりとすすぐようにしてください。
掃除の注意点:バクテリアを死滅させないよう、洗剤は使わず水洗い
砂利掃除をする際の注意点は、「洗剤を使わない」こと。
洗剤を使うと、砂利の隙間に住んでいるバクテリアまで死滅させてしまいます。
バクテリアがいなくなると、水質悪化に繋がりかねないので注意が必要です。
まとめ:砂利を敷いて、快適な金魚水槽を作ろう!
この記事では、金魚水槽に砂利を敷くメリット・デメリットから、選び方までご紹介しました。
今回の内容を参考に、ぜひあなたも砂利を敷いた水槽作りに挑戦してみてくださいね!
快適な環境で金魚を飼育すれば、金魚もきっと喜んでくれるはず。
この記事が、金魚と飼い主さんの、楽しく素敵なアクアリウムライフの第一歩になれば幸いです。
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