「お祭りで金魚をすくって持ち帰ったけど、夜だからホームセンターが閉まっている!」
「とりあえず安く飼育セットを揃えたいけど、ダイソーの機械って大丈夫?」
金魚飼育を始めるとき、そんな不安を抱えていませんか?
今回は、金魚飼育初心者さんの間で話題沸騰中のダイソー「水槽用外掛けフィルター(税込1100円)」を実際に購入し、その実力をガチ検証しました。
結論から言うと、このフィルターは「一生モノのメイン機には厳しいですが、緊急用やサブ機としては最強の神アイテム」です。
なぜそう言えるのか?
実際に使ってわかった「本音」を、良い点も悪い点も包み隠さずレビューします。
ダイソー「水槽用外掛けフィルター」の基本スペックと特徴
まずは、このフィルターが一体どんな商品なのか、基本情報を3つのポイントでチェックしていきましょう。
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価格とサイズ感(メーカー品の半額以下?)
アクアリウム市場の相場を大きく下回る「破格」の安さです。
一般的なメーカー製は安くても1500円~3000円程度しますが、ダイソーなら税込1100円。サイズは横13cm×高さ16.9cm×奥行9cmで、30cmクラスの小型水槽にぴったりです。
初期費用を抑えたい学生さんや初心者さんにとって、非常に導入しやすい設定と言えます。 -
ここが凄い!2種類の付属ろ材(活性炭&ゼオライト)
1000円の商品とは思えないほど、ろ材が充実しています。
最初から水の黄ばみを取る「活性炭フィルター(黒)」と、有害なアンモニアを吸着する「ゼオライトフィルター(白)」の2枚が付属。
追加購入なしですぐに高性能なろ過を始められるセット内容は、ダイソーの本気度を感じさせます。 -
最大のクセ者?電源が「USB Type-A」である理由
電源プラグがコンセントではなく「USB Type-A」になっています。
これはスマホ充電器やPC、モバイルバッテリーでの稼働を想定しているためです。
コンセント周りがスッキリする反面、アダプターが手元にない場合は別途用意する必要があるなど、使用環境によって評価が分かれるポイントです。
【実機レビュー】実際に水槽に設置して分かった使用感
では、実際に水槽に取り付けて稼働させてみた感想をまとめます。
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設置手順と絶対に忘れてはいけない「呼び水」
設置は簡単ですが、コンセントを差す前の「呼び水」だけは絶対に忘れてはいけません。
フィルター本体に水を入れずにスイッチを入れると、モーターが空回りして故障する原因になるからです。
「ろ材を洗う→セットする→水槽にかける→呼び水を入れる→スイッチON」という手順を守りましょう。 -
稼働音はうるさい?寝室でも使える静音性について
予想に反して、音はかなり静かです。
モーターが水中にあるタイプなので振動音が水に吸収され、耳を近づければ「ジージー」と聞こえる程度。
生活音の中では気にならず、寝室においても問題なく眠れるレベルでした。
「100均だからうるさいだろう」という懸念は、良い意味で裏切られます。 -
水流の強さは?金魚(ランチュウ等)への影響と対策
水流調節機能がないため、泳ぎが苦手な金魚には工夫が必要です。
一定の強さで水が出続けるため、ランチュウなどは流されて疲れてしまう可能性があります。
水流が強いと感じたら、吐出口にウールマットやスポンジを挟んで水を拡散させるなどのDIYをおすすめします。
金魚飼育における4つのメリット
このフィルターを選ぶメリットは、安さだけではありません。以下の4点が大きな魅力です。
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【入手性】夜間の緊急時(お祭り等の持ち帰り)に強い
「今すぐフィルターが欲しい!」というピンチの時に最強の味方です。
ホームセンターが閉まった夜間でも、ダイソーなら営業している店舗が多いため、お祭りの金魚の酸欠対策として、とりあえずの生命維持装置を確保できます。 -
【コスパ】本体も交換ろ材も圧倒的に安い
導入費だけでなく、維持費も抑えられます。
交換用カートリッジが1枚110円で販売されており、メーカー品(数百円〜千円近く)に比べて格安です。
長く使うほどお得感が増します。 -
【カスタマイズ】自分好みのろ材へ改造しやすい
構造がシンプルでスペースに余裕があるため、改造を楽しみたい中級者にもおすすめです。
付属フィルターを使わず、リングろ材やボールろ材を入れてバクテリアの定着を狙うなど、自分好みにカスタム可能です。 -
【防災】モバイルバッテリーで動く!停電時の酸素供給に
防災用品として、一家に一台持っておく価値があります。
USB電源仕様のため、台風や地震で停電した際でも、モバイルバッテリーに繋ぐだけで金魚に酸素を供給し続けられます。
購入前に知っておくべきデメリット・注意点
もちろん、良い点ばかりではありません。購入前に知っておくべき注意点は以下の通りです。
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アダプターが別売り(実質価格は+数百円)
箱を開けてすぐに使えない可能性があります。
USBケーブルは付いていますが、コンセント用のACアダプター(出力1A以上推奨)は付属していません。
手持ちがない場合は別途購入が必要で、実質1500円程度になる点に注意が必要です。 -
水を汚す金魚には「ろ過能力」が不足する場合も
本格的な金魚飼育にはパワー不足を感じる場面があります。
金魚は水を汚すスピードが非常に早いため、大きな金魚や数をたくさん入れている水槽では、小型フィルターのろ過が追いつかず、水がすぐに白濁してしまう可能性があります。 -
100均特有の「廃盤リスク」と「個体差」
長期的な使用には不安要素があります。
100円ショップの商品は入れ替わりが激しく、交換ろ材が突然売られなくなるリスクがあります。
また、耐久性や静音性に個体差があるという口コミも見られるため、「一生モノ」としての期待は禁物です。
有名メーカー品(GEX・テトラ等)と比較してどっちが良い?
結局、メーカー品とダイソー、どちらを買うべきなのでしょうか?
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長期飼育・メイン水槽なら「メーカー品」推奨
これから何年も金魚をじっくり育てたい「メイン水槽」なら、あと1000円出してメーカー品(GEX、テトラなど)を買うことをおすすめします。
流量調節機能、高い耐久性、交換パーツの入手のしやすさなど、長期飼育における「安心感」は代えがたいものです。 -
ダイソーフィルターが輝く「最強の使いどころ」
一方で、「夜間の緊急時」「治療用のサブ機」「停電対策の防災用」としては、ダイソーフィルターが最強の選択肢になります。
特にモバイルバッテリーで動く点は他にはない大きな強みです。
まとめ:ダイソー外掛けフィルターは「緊急用・サブ機」として神アイテム
今回はダイソーの水槽用外掛けフィルターをレビューしました。
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メイン機としては?:機能や耐久性に不安あり。
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サブ・緊急機としては?:コスパ最強で非常に優秀。
「まずは安く始めたい」「万が一の予備が欲しい」という方にとって、これほど頼りになるアイテムはありません。
ご自身の飼育スタイルに合わせて、賢く取り入れてみてくださいね。
店頭で見つからない場合は、ダイソー公式オンラインストアもチェックしてみてください!
みなさんの金魚ライフが素敵なものになりますように!
質問コーナー:金魚飼育のQ&A
Q. フィルターのろ材はどれくらいの頻度で交換すべきですか?
A. 汚れ具合にもよりますが、2週間〜1ヶ月を目安に交換するのがおすすめです。
ただ、2枚同時に変えるとバクテリアが減りすぎてしまうので、時期をずらして1枚ずつ交換するのがコツですよ!

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