「金魚を長生きさせたいけど、水換えってどうすればいいの?」
金魚飼育初心者さんの中には、こんな疑問を持っている方もいるのではないでしょうか?
実は、金魚飼育において 水換えはとても重要 なケアのひとつ。
水槽内を清潔に保ち、金魚の健康を守るために欠かせない作業ですが、 間違った方法で行うと、逆に金魚を危険に晒してしまう可能性もあるんです!
そこで今回は、絶対にやってはいけない危険な水換え7選をご紹介します。
さらに、正しい水換えの方法も分かりやすく解説していくので、ぜひ最後まで読んで、あなたの金魚と長く健康に暮らしましょう!
金魚飼育における水換えの重要性
金魚の水換えは、人間にとっての掃除や換気と同じです。
金魚は、水槽内で排泄物をしたり、エサの食べ残しをしたりすることで、水を汚してしまいます。
汚れた水をそのままにしておくと、水槽内に有害な物質が増えてしまい、金魚の健康に悪影響を及ぼす可能性も。
こまめな水換えを行うことで、水槽内を清潔に保ち、金魚が快適に過ごせる環境を作ってあげることが大切です。
絶対にやってはいけない!危険な水換え7選
それでは早速、金魚飼育において絶対にやってはいけない危険な水換えを7つ見ていきましょう。
心当たりのあるものがないか、ぜひチェックしてみてください。
NG① 水換え頻度が多すぎる
「水はキレイな方が良いだろう」と、毎日水換えを行うのはNG!
水槽内には、金魚の排泄物などを分解し、水をキレイに保つ働きをする 「バクテリア」 が存在します。
頻繁に水換えを行うと、このバクテリアが定着する前に流されてしまい、 水質が安定しづらく なってしまいます。
また、金魚にとっても急激な環境変化は大きなストレスに。
【適切な水換え頻度】
基本的には、 週に1回、水槽の水量約1/3を目安 に水換えを行いましょう。
ただし、水槽の大きさや金魚の飼育数、フィルターの性能によって適切な頻度は異なるので注意が必要です。
NG② 水槽の水を全交換する
「せっかく水換えするなら、全部キレイにしたい!」という気持ちも分かりますが、水槽の水を全交換するのもNG行為です。
先ほどもお伝えしたように、水槽内には水をキレイに保つバクテリアが存在します。
水を全交換してしまうと、 バクテリアが根こそぎなくなってしまい、水質が大きく変動 してしまいます。
金魚は水質の変化に敏感な生き物なので、このような急激な変化は、 体調不良や病気の原因 にもなりかねません。
【正しい水換えの方法】
水換えは、水槽の水の 約1/3を目安 に行いましょう。
この量であれば、バクテリアへの影響を抑えつつ、水質をキレイに保つことができます。
NG③ 水道水をそのまま水槽に入れる
水道水には、私たち人間には無害な 「塩素」 が含まれています。
しかし、この塩素は 金魚にとっては有害 で、エラや皮膚に炎症を起こしてしまうことも。
水道水をそのまま水槽に入れると、金魚が呼吸困難 になったり、 皮膚炎になったりする恐れがあります。
【正しい水換えの方法】
水道水を水槽に入れる前に、 必ず「カルキ抜き剤」を使用 しましょう。
水質調整剤は、水道水に含まれる塩素を中和してくれる薬品です。
ペットショップやホームセンターなどで入手できます。
NG④ 水温が大きく異なる水を使う
金魚は、急激な水温の変化に弱い生き物です。
水温が大きく異なる水を水槽に入れると、金魚が ショック を受けてしまい、 体調を崩してしまう 可能性があります。
夏場に冷たい水を直接水槽に入れた結果、金魚が死んでしまった…なんて悲しい事故も。
【正しい水換えの方法】
水換えに使う水は、 水槽の水温とできるだけ同じ水温に合わせることが大切です。
新しい水を入れる前に、バケツなどに水を汲んで一晩置いておく、水槽と同じ部屋に置いておくなどして、水温を近づけるようにしましょう。
NG⑤ 水換え時に金魚を無理やり移動させる
水換えの際に、金魚を網ですくって別の容器に移すのはNG!
金魚は臆病な性格なので、急に網で捕まえようとすると、 パニックを起こして水槽内で暴れてしまい、ケガの原因にも。
また、無理に捕まえようとすると、金魚の 鱗が剥がれてしまうことや、ヒレを傷つけてしまう こともあります。
金魚にとって、水換えは少なからずストレスがかかるもの。
できるだけストレスを与えないよう、優しく接してあげることが大切です。
【正しい水換えの方法】
金魚は水槽に入れたまま、水換えを行いましょう。
底に溜まった汚れを吸い取るタイプの掃除器具を使えば、金魚を移動させずに水換えが可能です。
NG⑥ 乱暴な水の抜き方・入れ方をする
水換えの際に、勢いよく水を抜いたり、一気に水を注ぎ込んだりするのはやめましょう。
急激な水流は、金魚にとって大きなストレスになります。
また、勢いよく水を抜くと、底砂や汚れが舞ったり、金魚が吸い込まれてしまう危険性も。
水を入れる際も、水槽内のレイアウトが崩れてしまったり、金魚が水流に巻き込まれてしまったりする可能性があるので注意が必要です。
【正しい水換えの方法】
水は優しく、ゆっくりと抜いたり入れたりしましょう。
ホースの先端にシャワーパイプなどをつけると、水流を和らげることができます。
NG⑦ 水換え後に金魚の様子を観察しない
水換え後、「これでOK!」と安心するのはまだ早い!
水換え後は、 金魚の様子を注意深く観察 するようにしましょう。
水質の変化によって体調を崩してしまうこともあるので、 異常がないか、いつもと様子が違わないか を確認することが大切です。
【水換え後チェックすること】
- 食欲はあるか
- 元気よく泳いでいるか
- 体表に異常はないか
- 呼吸が速くなっていないか
などを観察し、いつもと違う様子があれば、すぐに対応するようにしましょう。
【水換え以外】金魚飼育初心者が気をつけたいポイント
金魚を長く健康に飼育するためには、水換え以外にも気を配るべき点がいくつかあります。
- 水槽のサイズ:金魚が快適に過ごせるよう、適切なサイズのものを選びましょう。
- 水温管理:金魚は水温の変化に弱いので、ヒーターやクーラーなどを設置して、適切な水温を保つようにしましょう。
- フィルターの選定:水槽のサイズに合ったフィルターを選び、定期的に掃除や交換を行いましょう。
- エサの量:食べ残しが出ないように、適量のエサを与えましょう。
- 定期的な水槽の掃除:コケや汚れを定期的に掃除し、水槽内を清潔に保ちましょう。
これらのポイントも押さえて、金魚にとって快適な環境を作ってあげましょう。
まとめ:正しい水換えで金魚と長く健康に暮らそう!
今回は、金魚飼育における水換えの重要性と、やってはいけない危険な水換え7選、正しい水換え方法について解説しました。
今回の内容を参考に、正しい方法で水換えを行い、金魚と長く健康に過ごせるようにしましょう!
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