「愛する金魚が水面に浮かんでしまって、元気がない…」
そんな経験はありませんか?
実はそれ、金魚が罹りやすい病気「転覆病」のサインかもしれません!
この記事では、転覆病の症状や原因から、具体的な治療法、そして日頃の予防策まで、わかりやすく解説していきます。
この記事を読めば、転覆病の早期発見・早期治療はもちろんのこと、未然に防ぐための知識も身につきます。
金魚と長く健康に過ごすためにも、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
転覆病とは?金魚を襲う消化不良のサイン!
転覆病とは、金魚が浮き袋の異常によって、水中での正常な姿勢を保てなくなる病気です。
具体的には…
- 水面に浮かんでしまって潜れない
- 逆に水槽の底に沈んでしまって上がって来れない
- 横向きや逆さまに泳いでしまう…
このような症状が見られます。
転覆病の症状:こんな様子が見られたら要注意!
転覆病の金魚によく見られる症状は以下の通りです。
- 水面に浮かんでしまい、潜ることができない
- 水槽の底に沈んでしまい、上がってくることができない
- 横向きや逆さまに泳いでしまう
- 泳ぎ方がぎこちなく、バランスを崩しやすくなる
- 食欲不振になる
金魚にこれらの症状が見られる場合は、転覆病の可能性が高いです。
放置するとどうなる?:転覆病の危険性
転覆病を放置すると、金魚は正常に泳いだり餌を食べることができなくなり、衰弱してしまいます。
最悪の場合、死に至るケースも少なくありません。
特に、水面に浮かんでしまう場合は、エラ呼吸がうまくできずに窒息死してしまう危険性もあるため、迅速な対応が必要です。
転覆病は早期発見・早期治療が重要です。
金魚に異変を感じたら、できるだけ早く対策を取りましょう。
転覆病の原因を探る!飼育環境を見直そう!
転覆病は、様々な要因が複雑に絡み合って発症すると考えられています。
主な原因は以下の3つです。
- 餌の与えすぎによる消化不良
- 水質悪化によるストレス
- 遺伝や体質
原因1:餌の与えすぎに注意!消化不良を起こしやすい餌とは?
金魚は、水槽に人が近づくと「餌をもらえる!」と勘違いして、お腹がいっぱいでも餌を欲しがる習性があります。
しかし、必要以上に餌を与え続けると、消化不良を起こし、転覆病の原因になる可能性があります。
特に、消化が悪くガスが発生しやすい「乾燥餌」は、与えすぎに注意が必要です。
原因2:水質悪化が病気の温床に!水槽環境をチェック!
金魚が暮らす水槽の水は、排泄物などによって徐々に汚れていきます。
水質が悪化した状態では、金魚はストレスを感じ、免疫力が低下し、転覆病を含む様々な病気に罹りやすくなってしまいます。
水槽の水換えや掃除を怠ると、水質悪化を招き、転覆病のリスクを高めることにつながります。
原因3:遺伝や体質も関係あり?転覆しやすい金魚の種類
実は、金魚の種類によっては、体型や遺伝的な要因から転覆病に罹りやすい場合があります。
特に、丸みを帯びた体型で、浮き袋が圧迫されやすい種類の金魚は、転覆病のリスクが高いと言えるでしょう。
転覆病を治すには?症状に合わせた治療法を紹介
転覆病の治療法は、症状の重さや原因によって異なります。
まずは、金魚の症状がどの程度なのかを見極めることが大切です。
緊急度チェック:今すぐできる応急処置
もし金魚が水面に浮かんでしまったり、呼吸が荒い場合は、一刻を争う状態かもしれません。
まずは水槽の水温を22~24℃程度に保ち、安静な環境を作ってあげてください。
治療法1:絶食で消化器官を休ませる
転覆病の初期症状の場合、数日間絶食させることで、消化器官を休ませ、症状の改善を図ることができます。
絶食中は、水槽内の水質を清潔に保つように心がけましょう。
治療法2:水質改善で金魚の負担を軽減
水質の悪化が原因で転覆病を発症している場合は、水槽の水換えや底砂の掃除を行い、水質を改善する必要があります。
水換えを行う際は、水温や水質を急激に変えないように注意しましょう。
治療法3:塩浴で体液バランスと免疫力UP!
塩には、金魚の体液バランスを整えたり、免疫力を高める効果があります。
転覆病の治療として、0.5%程度の塩水浴を行うことが有効な場合があります。
ただし、塩浴は金魚に負担をかける場合もあるため、様子を見ながら行うようにしましょう。
治療法4:重症化したら薬物治療も検討
転覆病が重症化している場合は、薬物治療が必要になることもあります。
自己判断で薬を使用することは大変危険なので、必ず専門家に相談し、指示を仰ぐようにしましょう。
転覆病を予防!日頃の飼育管理が重要!
転覆病は、日頃の飼育管理によって予防することができます。
金魚を転覆病から守るために、以下の3つのポイントを心がけましょう。
予防策1:餌の量と質を見直す
餌の与えすぎは、転覆病の大きな原因となります。
金魚が食べきれる量を、1日2回程度に分けて与えるようにしましょう。
また、消化の良い餌を選ぶことも大切です。
予防策2:水槽環境を最適に保つ
水質の悪化を防ぐためには、こまめな水換えや底砂の掃除が欠かせません。
水槽のサイズに合ったフィルターを使用し、水質を安定させることも重要です。
水温は20~25℃程度を保つようにしましょう。
予防策3:金魚のストレスを減らす工夫
金魚はストレスを感じると、免疫力が低下し、病気に罹りやすくなります。
過密飼育を避けたり、隠れ家を設置するなどして、金魚が安心して暮らせる環境を作ってあげましょう。
まとめ:愛魚の異変に気づいたら early action!
この記事では、転覆病の症状・原因・治療法・予防策を解説しました。
転覆病は、早期発見・早期治療が重要です。
金魚の様子がおかしいと感じたら、この記事を参考に適切な対処をしてあげてくださいね!
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